ぼくたちが結婚したころの昭和三十年代には、自家用車を持つことや観光のための海外旅行に行くことなどは、大変なぜいたくだった。あれからわずか二十年そこそこなのに、車を持ったり外国旅行にでかけることをぜいたくだなどといったら、みんなから笑われるだろう。もっとも、その当時のハワイ旅行の費用は今の二倍の四十万円くらいで、月給は大学卒の初任給が五分の一の二万円くらいだったのだから、ひどく割高に思われたのも無理はない。おまけに一ドルが三百六十円、闇ドルは四百円も四百数十円もしていた時代だった。感覚的にいっても、ハワイ旅行などは今ぼくたちが感ずるのより十倍も二十倍も行きにくい、いうなれば高嶺の花だったのだ。逆にいえば、あのころにくらべて、今は二十分の一も割安になっているといえよう。自家用車にもこれとまったく同じことがいえる。結婚に悪いイメージを持っていても、一歩踏み出してください!結婚相談所を比較 から結婚相手を探せば、あなたに合った探し方も探せるので不安や悩みも解決してくれるサービスを見つけられます。あのころT社の小型車で七十数万円だったのが現在は百五十万円くらいだから、物価や月給の上昇とくらべ、感じからいうと半値またはそれ以下で買えることになる。ぼくたちが結婚したころ、外国旅行も自家用車もとうてい買えるような身分ではなかった。しかし、だからといって今の若い人たちが気前よくそれらの物に財布のひもをゆるめることを、ぼくたちはぜいたくだといって目くじらをたてるべきではないと思う。ただ先輩として、一言いうならば、何事も自分たちの手の届く範囲で計画し、実行することだ。

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